【雑感】G検定を受験しました、果たして結果は...?!
こんにちは、やもり(yamori-tech)です。
こっそり受験していたG検定の合格発表が出ました。全く自信がなかったのですが、果たして結果は…?!
合格してました!仕事終わりにチマチマやってた成果が出て嬉しいです。
自分の振り返りに本経験を記録するとともに、今後受験される(しようか迷われている)方のお役に立てばと思い記載することにしました。
G検定とは
G検定を主催するディープラーニング協会(JDLA: https://www.jdla.org/certificate/general/ )は、G検定は「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」と説明しています。
受験想定者は「事業活用を目指す企画者、立案者、推進者、取りまとめ者」といったところでしょうか。実践的な実装方法よりも、ディープラーニング(機械学習)の概要理解に重点が置かれ、網羅的な知識が得られるよう設計されています。
合格率は直近3年間でいうと約6割程度で、今のところ、そこまで難しい検定ではないと思われます。知識や理解を深める足がかりには丁度良い印象です。
G検定を受験した理由
比較的新しい検定ですが、下記等が重なり、良い機会かなと受験することにしました。
- 巷でよく耳にする様になったこと
- どういう内容か気になっていたこと
(ディープラーニング(機械学習、データ分析)の専門家でも解けない問題がでるとお話を聞いていたため興味がありました(笑)) - 会社補助で受験できること
- etc.
また受験を通し、概要だけでも良いので包括的な理解をしたい思いがありました。というのも、ディープラーニングや機械学習、データ分析分野は、各技術の適用範囲が広く、細分化されているため、意外と網羅的な理解が難しいと感じていました。さらに近年ではディープラーニング(機械学習)の事業活用が進むにつれ、法律や契約などへ影響しています。その意味で考えると、G検定は知識補充(どの分野の知識が弱いかを把握し強化するの)に丁度いいと考えた次第です。
勉強方法と勉強時間
どの参考書が良いか迷いましたが、Amazonの口コミが良かったので「徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集」にしました。
G検定は、試験中にネット検索しながら回答できる(それだけ問題集でカバーしきれない、実際多くの人が試験中に検索したと話している)ので、たくさんの問題集を解くより、1つの問題集を何周かする方針にしました。
仕事終わりに1章ずつ(20-30分くらい)すすめ、約1~2週間で1周し、その後、何周かしました。この問題集自体は1〜2日集中してやれば終わる内容になっています。
※ただ受験後にわかりましたが、2,3冊くらい問題集をやっても良かったな、網羅性が増したかもなぁ。。と少し反省してます。実際、試験では3~4割くらいしか問題集から出なかったと思います。
他に試験対策で利用されている本は、私が調べたときは以下が人気でした。
受験への臨み方
受験の申込方法は公式に記載されています。
以下ではざっくり試験概要を記載します。(詳細は公式をご確認ください)
受験資格と受験費用
- 受験資格:なし
- 一般:13,200円、学生:5,500円
G検定向け?の講座を受けていた場合は、30%オフ等もあるみたいですね。
試験時間と出題数、受験形態
- 試験時間:120分
- 知識問題(多肢選択式・220問程度)
- オンライン実施(自宅受験)
領収書の受け取り方法
会社等の補助がある場合は、申込完了画面や領収書など必要かと思います。G検定の場合、申込完了画面が再度現れることがないので画面キャプチャしたほうが良いと思います。(私は申込完了画面を支払い後に見つけられませんでした。)
またカードで支払うと、領収書を兼ねた「【ZEUS】決済完了メール」が送られてきます。メールの再発行等は無いため、紛失に注意が必要です。
受験前の準備
受験直前の準備として、以下を行いました。
一方、準備しておけば良かったことになります。
- タイムキーパー(あるいは、時間配分計算。時間がなくて焦ったため)
- 契約周りの最新動向把握(最近の分は理解不足だったため)
- 参考書のカバー範囲は3-5割だという心づもり(じゃないと焦ります)
結果と合格者が貰えるもの
冒頭の通り、運良く合格できました。今までは得点率などの詳細がわからなかったようですが、今回からシラバス分野別得点率が出るようになったようです。(※数値は隠してあります。)
自分の弱い部分や合格にはどこを強化すべきか、など分かりやすくなりますね。
今回の出題傾向としては、計算などの問題は少なく(殆ど出ませんでした)、代わりに法律や契約周りの出題が多かった印象です。問題数が多いため、ある程度勉強しておかないと、解き切ることは難しいと思います。問題集を解いて確実に解ける問題を増やしておくのが得策な気がしました。
G検定に合格すると、下記が貰えます。
- 合格証・・・証明書、まだ貰えていないので気が向いたら貼ろうとおもいます
- 合格認証ロゴ・・・名刺などに利用するために、ロゴを配布しているみたいです
何年合格者かがロゴに記載されるみたいです、継続的受験が必要かもですね。
合格後に感じたメリット・デメリット
メリットについて
1つ目は先に述べたように、ディープラーニング(機械学習)の概要を網羅的に学習できることだと思います。
2つ目は、合格者が参加できる「合格者コミュニティ」の発信情報の質が高い(らしい)こと、かもしれません。
G検定合格者は、合格者コミュニティへの参加資格が与えられます。合格者コミュニティで流れる勉強会情報は、ディープラーニング(機械学習)の最新動向や各社の取り組み、各社のグローバルカンファレンス招待等であり、有名なAIベンチャー、メガベンチャー、大手(大学も?)などから配信されています。噂では優れたコンテンツが多そうです。
参加が楽しみです。参加後、また雑感があれば書いていこうと思います。
3つ目は、E検定へのモチベーション向上でしょうか。
というのも、G検定後にE検定を受ける、という方が最近多いようなので、(が、E検定は受験料が高くて引いてます…すごいなぁ…)
デメリットについて
デメリットはいまのところ感じていません。
まとめ
G検定受験と合格を通して思ったことをまとめました。
結論として、G検定は、合格までを通して、ディープラーニング(機械学習)の概要把握を網羅的に行いたいときに向いています。(実践知識獲得には不向きです。)G検定合格者は、合格者コミュニティを通して、質の高い情報(勉強会や各企業のグローバルカンファレンス招待等)を得られるなどのメリットがあり、活用の価値がありそうです。
以上になります。G検定を受験したい(しようか迷っている)誰かのお役に立てば幸いです。